風の王国

 いつも聞いているPodcastで、きたろうさんが紹介していた五木寛之の「風の王国」を図書館で借りてきました。結構分厚い本ですが、3日間で寝る前に一気に読み切ってしまいました。

 五木寛之の本では「青春の門」が有名ですが、実際の山窩をモチーフに描いた1980年代位の小説です。葛城の二上山を舞台にした壮大なストーリーですが、古くささも感じず読み切ることができました。映画にしたら面白いかもしれません。

 ただ、最後の結末がやや物足りないきがしたのは私だけでしょうか。逆に五木寛之はあえてこのような結末にした気もします。次は、時間ができたら「親鸞」でも手に取ってみようかと思います。

 このような比較的古い小説でも、図書館に行けば読めるし、借りられるし、図書館の必要性を感じます。ただ、私が通う大津北図書館(旧和迩図書館)も、一時は、大津市の合理化政策で閉館の危機もありましたが、地元有志の活動でそれを阻止できました。また、最近は、各地域の支所を統合・閉鎖する話も進んでおり、まちづくり協議会という名の下に、地域がますます住みにくくなる状況も進行しております。この点は、また、別の機会に。