ワンゲル小舎修理2021

 世の中が、緊急事態宣言下ですが、比良のワンゲル小舎に修理に向かいました。登山道は、通いなれた金毘羅道で、蓬莱駅から西に上がるルートです。くうねる会にご参加の方は、何度か上られた或いは下ったルートだと思います。私どもは、ある程度まで車で高さと距離を稼ぎますが、一般の方は蓬莱駅から徒歩か、途中の空き地に車を止めて上っているようです。連休ともなりますと、家族連れやカップル、夫婦など色々なパーティに出会います。金毘羅峠より上の登山道は、隣の沢筋のがけ崩れが恒常的に発生しており、南側に迂回する臨時のルートが設定されていますが、さらにがけ崩れが進行すると、当登山道も一時的に登山中止になるかもしれません。

 登山道の終点は、琵琶湖バレイのスキー場ですが、そこからの景色は、相変わらず素敵なもので、蓬莱山の頂上にも、新たに展望デッキが新設されています。

 琵琶湖バレイは、三密を避けたいのか、たくさんの観光客が押しかけており、笹平はかえって三密状態の皮肉な結果に。ただ、水仙の花が満開で、遠方に見える武奈ヶ岳と相まって、この時期、人が集まるのはしょうがないのかもしれません。

遠方にそびえるのが武奈ヶ岳

 小舎の状態は、まだ比較的良好な状態ですが、1階右奥の床が湿気で抜け始めていることと、2階はベンジョコオロギ(カマドウマ)の糞が常時散乱しており、すぐに使用できる状態ではありません。1階の大半は、床板もまだ健全で、あと10年程度はなんとか使えるかもしれません。ただ、前から気になっていた屋根の庇の短さゆえ、玄関扉下部の湿気がすごく、添え木や扉最下部の劣化が激しいことが問題です。何とか早期に、入り口に庇を作る必要があります。今年中に工法を決める予定。

雨や雪が直接入り口下部にあたり、添え木や
ドア下部に苔が生えている状態です。すでに、添え木の一部は腐っています。

 その後、釣りを2時間程度楽しみ、ビールを所望して寝ました。でも、3度まで気温が低下し、寒くて眠れない夜をもんもんと過ごしました。帰りは、カモシカに会ったり、シャクナゲを見ることができ、久しぶりに気分転換ができました。皆さんも、是非小舎を訪れてみてください。

シャクナゲが満開
夫婦の滝
中央上でカモシカがこちらをじっと見ています