自家製ビール一考(1)

 一般に、自家製ビールを作成する上で、一番の問題はアルコール濃度です。酒税法では、1%以上の濃度のビールを造るには、許可が必要で、それも年60キロリットル以上の製造量能力が無いと受けられません。そこで、自家製ビールキットの説明書や、作成記録のブログ等では、1%未満にするように注意がされています。

 しかしながら、ソコはソコ。まぁ、詳しくは書きませんが、自分で賞味するのなら問題ないと思うかもしれません。それでも法律違反となります。このような条件をご理解いただいた上で、以下のビール製造記録を御覧ください。自家製ビールのおすすめブログと思っていただければ幸いです。

 今回は、ダークエールという、いわゆる「黒ビール」の一種になります。通常は、キット缶(モルトエキス)に砂糖を加えてイースト菌で発酵させるのですが、今回は砂糖の代わりに、もう1本キット缶を使用して発酵させます。砂糖を使う場合と比較して、よりホップの香りが引き立ち、濃厚なビールになると言われています。今回使用したキット缶が以下の写真です。ただし、普通の製造法に比べて単純に費用が倍かかります。

 お値段は2本で3800円程度。これが高いか安いかは判断が難しいですが、すでに道具を持っている場合、この量で約20リットル程度醸造できますので、中瓶500ccとすると約35から38本相当になります。35本として1本たり約110円。ただし、ペットボトルに入れるにしても、中瓶に入れるにしても、容器代が瓶1本当たり100円近くかかることから、廃棄を前提にすると、1本当たり200円を超えますので、決して安上がりにはなりません。容器回収前提なら、100円ちょっとでおいしいビールが飲めることになります。先の、砂糖を使う場合ですと、半額になりますので、これはとても安くておいしい、親しみのあるビールになります。

 瓶への仕込みが4月8日ですので、2週間後の23日以降飲み頃になりますが、この間は22~24度程度に維持する必要があります(下写真)。実は、1週間後の16日に、会社の数人で1本開けて飲んでみたのですが、やや酸味があり、ワインに似た香りがするなど、人それぞれの感想で、まだまだ熟成が足りない感があります。この酸味が、本来のエキスに因るものか、最悪、雑菌の繁殖に因るものかは不明ですが、心配事の一つです。このブログで、味の経過も含めて、報告をしていきたいと思います。

その2に続く

DDNSの設定

ドメインであるost-dell.comのDynamicDNSを、無料のMydnsで運用しているのですが、そのままでは1週間で更新がないと機能が切られてしまいました。自動で定期的に更新する設定を行ったら、なんとか元に戻ったようです。そのうちに、詳しく書きます。